
保険診療で行う歯周病治療
Periodontal
歯周病とは

歯周病は、歯を支える組織の感染症で、進行すると歯の喪失リスクが高まります。
早期発見と治療が重要であり、未治療の場合、全身疾患(心臓病や糖尿病など)への影響も懸念されます。
適切な口腔ケアと定期的な歯科検診により予防・管理が可能です。
保険診療で行う
歯周病治療
国民健康保険や社会保険などの公的保険が歯周病治療をカバーしています。
保険診療で行う歯周病治療には、以下のような内容が含まれます。
保険診療で行う歯周病治療には、以下のような内容が含まれます。
1. 初診・診察
初診時には、診察と診断を行います。
歯科医師が患者さんの口腔内をチェックし、歯周病の症状や進行度を確認します。
※初診は3割負担で3800円ほどです。

●歯周検査
- ・歯周ポケットの測定検査
- ・歯石・出血の有無の確認
- ・歯に残ったプラーク(汚れ)の確認

●口腔内写真撮影

●レントゲン撮影
2.診断・説明

検査結果をもとに患者さんの状況を把握し、治療計画を立てます。
歯磨き指導(汚れの染め出しを行います)や清掃用具の選び方・使い方についてご指導させていただきます。
歯磨き指導(汚れの染め出しを行います)や清掃用具の選び方・使い方についてご指導させていただきます。
3.歯石除去・クリーニング

歯石やプラークを除去し、歯と歯ぐきの健康を保ちます。(上下を2回に分けて行います)
これは、歯周病の進行を防ぐ基本的な治療です。
歯石除去後、治療効果の測定のために再度検査を行います。
改善が見られた場合には、5.定期的なメンテナンスをご案内します。
これは、歯周病の進行を防ぐ基本的な治療です。
歯石除去後、治療効果の測定のために再度検査を行います。
改善が見られた場合には、5.定期的なメンテナンスをご案内します。
4. 前回の検査で改善が見られない場合には、歯ぐきの下の歯石除去を行います

右・左・上・下に分けて、歯ぐきの下の歯石を除去します。
※必要な場合には麻酔します。
※一度に全顎の歯石除去はできないため、何度か通院していただく必要があります。
再度、治療効果の測定のための検査を行います。
問題がなければ、治療終了です。
※必要な場合には麻酔します。
※一度に全顎の歯石除去はできないため、何度か通院していただく必要があります。
再度、治療効果の測定のための検査を行います。
問題がなければ、治療終了です。
5.定期的なメンテナンス

歯周病は再発しやすい病気ですので、定期的なメンテナンスやアフターケアが必要です。
年に3~4回程度、歯周病再発防止の為に通院するようにしてください。
年に3~4回程度、歯周病再発防止の為に通院するようにしてください。
- ・歯周検査
- ・歯磨き指導
- ・クリーニング
注意点

保険診療でカバーできる治療法は限られています。
進行度や症状によっては、自由診療(保険外診療)での治療が必要な場合もあります。詳しくはお問い合わせください。また、初診時には検査が必要です。
歯周病は進行すると歯の喪失リスクが高まるため、早期の発見と治療が非常に重要です。
保険診療内で行える歯周病治療は、初期段階の診断から歯石除去、スケーリング、そして定期的なメンテナンスまで、基本的なケアをカバーしています。
これにより、歯周病の進行を抑制し、口腔内の健康を維持することができます。
また、保険診療を利用することで、治療費を抑えることが可能です。
全身の健康にも寄与する歯周病治療を、保険診療を活用して早期から始めることをお勧めします。